2018年3月卒業予定の大学生らに対する主要企業の作用面接が6月1日に解禁されましたね。
就活は今、ヤマ場を迎えているようです。
人手不足を背景に、企業の採用意欲は高く、学生優位の「売り手市場」が継続しています。
経団連の指針では会社説明会の解禁は3月1日。
面接などの選考活動は6月1日。
正式な内定は10月1日。
リクルートキャリアの調査では、経団連以外の、IT系、中小、外資系の企業から
大学生の3人に1人が内定をとりつけているようです。
今年は「働き方」に関心が集まり、企業は「休みのとりやすさ」や「残業の少なさ」といった働きやすさをアピールし、学生も志望企業を選ぶ際に重視する姿が目立っています。
NHKクローズアップ現代 2018 6月1日 紳士服のはるやまの特集
昨晩のNHK、クローズアップ現代でも、日本人の「働き方」について特集していました。
紳士服のはるやまさんでは、「ゼロ残業手当」で、就活生にゴリゴリにアピールしているようです。
これってどうなんでしょう?
残業しなかったら、手当て15000円あげるね!って違和感があります。
新卒が「喉から手が出るほど」欲しい気持ちはわかりますが、はるやまさんだけでなく、日本全体で、節操ない気がしてしょうがないです。
紳士服のはるやまさんは「ノー残業」にするため、業務の効率化をはかっているといいます。
テレビでは、新入社員らしい女の子が研修をうけていました。
店舗内のとあるスペースで、歩く速度を
「10秒かかっているから8秒で歩けるように!」
という指導をうけていました。
まじか・・・?
こんなことやって、業務が効率化し、売上アップにつながり、残業しなくても手当が出せるとおもっているのか?
なわけないでしょう?
工場じゃあるまいし・・・。
新卒優遇しても、先輩の後ろ姿が悲しければ、入社の意思は固まらないよね?
40代とおぼしき、主任さんは、店の売上の3割をたたき出すエース社員です。
主任さんの残業は恒常化していましたが、「ノー残業」という社内の風潮から店長に催促され、しぶしぶ定時に帰宅します。
空いた時間は・・・
ランニング。健康的になったといいます。
でも、見ていて腑に落ちません。
だって、この方、前年の残業代の3割カットですよ。
家族を抱え、住宅ローンなどあれば不満があっても会社を辞めれません。足元見られてますよね?
40代以上は、辞めないだろう・・と。
日本企業は基本給を低めに抑えて、残業代で稼ぐ体質が古くからあったのです。
3割カットは、家計を圧迫しまくりますよ?
さらに、はがき・電気・バター・缶ビールなども値上がりしてます。
新入社員は定時であがり、残業せず、ノー残業手当て15000円を毎月ゲットでウハウハ。
既存社員の残業ヘラしたら、売り上げは減るでしょう。
利益減ったのに、手当てだすって、そのお金どこから出てくるの?
既存社員からでしょ?
既存社員から搾りとるんでしょう?
いつまで、会社の養分にすれば気が済むのでしょうか?
春山の店長、新入社員や主任が定時で帰った分、しわ寄せがきて、一人店舗に残って残業してましたわ(泣)
店長、機械じゃないからね?
カラダ壊しちゃったら、機械の部品みたいに交換するってか?
これまで、会社に貢献してきたから、管理職になっているんでしょう。しかも、プレイングマネージャー。
自ら、営業成績をたたき出し、店舗の売り上げも管理し、スタッフの教育もし、スタッフが定時で帰ったら、まにあわなかった仕事を独り残業してかたずける・・・。家庭はおきざり。自分の健康もおざなり。
こういうのが過労死につながるんだ、どこかの塾みたいに。
新卒の休日1年目、104日、2年目、52日・・・みたいな巨大掲示板の口コミみると、企業ってホント、裏と表の顔ありますよね。
Fラン就活、文系というターゲットに絞ってこの記事を書いていますが、真のホワイト企業とか、大手の子会社、孫会社のインフラってなかなか、内定とれないですよね?
よっぽど強力なコネがあるか、日東駒専レベルでも、理系でもないかぎり・・・・。
このサイトは、神奈川の塾講師の就職・転職というテーマで運営しているのですが、ちょっと、複雑な気分になってしまいました。
20代の社員、新卒社員がほしいのはわかるけど、これまで長きにわたり、会社に貢献してきた社員から「搾り取る」かたちで、「手当て」を出せたとしても、20代の社員はその会社に「夢」や「ロマン」が見れるのでしょうか?
その企業に「将来性」を感じるでしょうか?
ビジネスはそんなに甘くない!という意見も聞こえてきそうですが、ポジショントークはもうやめにしませんか?と言いたくなりました。
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追記
私は紳士服のはるやまさんを批判しているわけではないです。
たまたま、テレビで特集していて、これは日本のいくつかの会社に当てはまってしまう事例だとおもったので、とりあげました。
紳士服のはるやまさんの社員さんは、流行をおさえたコーディネイトを丁寧に提案してくれますし、プライベートブランドのスーツのシルエットもかっこいいです。
Fランの新卒、文系の方だってインターンとかで(あ、こういう場合、いいとこしか見せないか企業は・・・)、就職する会社の先輩の「人生」を「後ろ姿」から推察してしまうと思います。
だからこそ、会社の経営陣にはベテラン社員、社歴の長い社員を大切にしてほしい。
だって、それが新卒社員の未来の姿ですから・・・。
社員の真の姿を知りたければ、インターンや説明会ではなく、現場をのぞいて、社員の顔色などをみるといいですよ?
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