湘南ゼミナールの競合といえば、STEP、臨海、中萬があげられる。公立トップ校の入学実績でいうならば、STEPがライバルだし、横浜でのシェア争いなら臨海がライバルだし、横浜南部は中萬のエリアだ。
この中でも、湘南ゼミナールの最大のライバルはSTEPだろう。合格実績に端を発した裁判での争い、湘ゼミからSTEPへの社員や役員の引き抜きなど、近年は色々なごたごたがこの2社間ではあった。
そういう経緯もあって、ここ数年は湘南ゼミナールは体制の立て直し時期にあった。ゆえに、雨降って地かたまる。これから盛り返していこうとしている気運が伝わってくる。このような状況だからこそ、若手や中途採用の人間にもチャンスが巡ってきやすいのではないか?と考える。
8年くらい前の臨海へのネット上の書き込みはヒドイものだった。だが、今は沈静化しつつある。企業は、「成長」「飛躍」する前には大きなうねりがある。そんな時期を乗り越えることができれば、湘ゼミは横浜での牙城をさらに盤石なものにできるだろう。
翠嵐死守は絶対命題だろう。横浜の牙城を少しづつ切り崩そうとする勢力がいる。STEPだ。川和戦略などをたて、新規開校をそのエリアに増やし、社歴がある実力者を配置し始めるなど、湘ゼミも予断を許さない状況にある。
と・・いうことで、今回は、湘ゼミの最大のライバルである、STEP特集といきましょうか?
難関高校受験に圧倒的な実績を出している学習塾がステップ。
今、これをコメダ珈琲で書いているのだが、となりの中学生の保護者らしき、ふたりの保護者の会話はステップの進学指導についての話題でもちきりだ。
すごいな~と思うのは、入試制度のことを保護者がよく理解していること。ステップの説明会は手作りのパワーポイントでおこなわれ、何度も何度も事前リハーサルが行われる。
12月のテスト対策、冬期講習、1月には毎週日曜日に行われる模試とその解説、2月は入試直前期の追い込みとステップの講師は3月まで怒涛の日々を過ごす。
忘れてはならないのは、3月までというのは、一般社員に限る!ということ。
4月には「ガイダンス」と呼ばれる保護者を対象とした説明会(主に公共のホールを貸し切って行われる)が継続しておこなわれるため、室長以上の人間は実質休めるのはGWあたりからであろう。秋からGWまでSTEPの社員は走り続ける。
そんな猛烈な仕事ぶりのステップ社員だが、以前レポートした情報が古かったので更新しておく。
〈参考サイト〉年収ラボ:http://nensyu-labo
中途採用者必見!STEPの年収と概要
年収ラボによると、ステップの現在の平均年収は555万円(前年の平均年収は559万円)。売上高は91億円(前年は88億円)を記録しています。
10年前も同じだが、神奈川で働く塾講師にとって、「夢」のある会社であるといえます!
湘南ゼミナールの中途採用者がチェックすべき他塾の強みと弱み
ただ、ステップにも長所があれば、短所〈ネガティブな点〉があります。入社してからのギャップにならないように、参考にしてくださいね。
このブログは「神奈川のホワイト度の高い企業を探す!」というテーマで運営しています。良い情報とネガティブ情報を頭に入れ、あなたが就職先を決める際の資料として活用してください!
VOKERSにあげられたステップに関する口コミ・評判(ワークライフバランス編)
口コミ①
日月は休みなのだが、新人は研修準備や授業準備があるのでほとんど休めない。
有給休暇の消化率は全くとれない。有給は取れない、休日は仕事。。もう嫌になります。
休日の授業準備、持ち帰りの仕事も含めると実質的な残業の時間は長いです。身内に不幸があっても休めないという噂や、高熱でも休めないという話を聞いたことがあります。
口コミ②
休日出勤は美徳!みたいな考えが強すぎる。そもそも有給休暇を取得したという話は聞いたことが無い。
先輩が出勤しているのに新人(中途も含む)が休むなんて・・・という雰囲気があります。テスト対策でつぶれた振替休日がなぜか自動的に文化祭や体育祭の見学にあてられるのがなっとくできなかった!
口コミ③
長期休暇は年に2回ある。しかし、早出出社で授業準備したり、夜中持ち帰って研修準備や社内テストに年中追われている気がする。
基本、教材は「自分で」作る文化。なので、授業におけるブリント、カード作りやパワポ作りにひたすら追われ、プライベートな時間を削られまくる。
授業はかなりの高いレベルが求められるため、しっかりとした準備が必要。しょぼい授業をしようものなら、ミーティングの場でみんなの前で徹底的に叩かれる。
総括
ステップは東証一部上場企業であり、年収と社会的信用はとても高い会社です。教育者として求められる水準が高く、子供達がいる以上簡単には休めないといった風土があります。教育に人生を捧げる!くらいの覚悟が必要です。
入社を考えてるは人は、1度そこのとこを考えた方がよいでしょう。とくに家庭持ちの人は要検討課題です。
週休二日休む社員は、公務員社員と言われ、社内で居場所がなくなります。年々この傾向は強くなり、研修の場で、「お前、仕事してないらしいな?!」みたいなことをボソッっとつぶやかれる怖い面もあると知人から聞きました。
それでも、年収は高く、多くの社員が結婚もでき、マイホームも取得している環境がそこにあるのも事実です。安定度ナンバーワンの優良企業であることは間違いありません。
総合評価1位、高年収の裏に、「有給消化率が低い」という側面があることを頭にいれておきましょう。
※臨海はバイトがたくさんいるので、有給消化率が比較的高い!
そういう意味で、社員以外のアルバイトも多数在籍している臨海セミナーの有給消化率は他社と比べて高かったです。
あなたの求めることがらを明らかにして、自分にとってホワイト度の高い企業にはいれるようにがんばってくださいね!
追記:年収300万円以下の人の割合 年収ラボより
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